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マドリー、ベイルの加入後初ハットでバジャドリーを一蹴

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4-0の快勝収める
4-0の快勝収める【写真:goal.com】

11月30日のリーガエスパニョーラ第15節、3位レアル・マドリーは本拠地サンチャゴ・ベルナベウでのバジャドリー戦に4-0と快勝した。2位アトレティコ・マドリーとの勝ち点3差をキープし、明日にアスレチック・ビルバオ戦を控えるバルセロナとの差を暫定で3に縮めている。

完璧な状態にはないクリスティアーノ・ロナウドを2試合連続で欠場させたマドリー。それでも圧倒的な選手層の厚さによってバジャドリーを圧倒するものの、決定力だけを欠き続ける。3分にはシャビ・アロンソの右CKからセルヒオ・ラモスがヘディングシュートを放つも、これは枠の右へ。また6分にはボックス手前のディ・マリアがミドルシュートを打ったが、クロスバーに直撃した。

その後ベンゼマ、ディ・マリア、再度S・ラモスがチャンスを迎えるなど、マドリーのシュート練習のような様相を呈しながら試合は進み、33分にようやくボールが枠内に収まる。ディ・マリアの折り返しをマリーニョが弾くと、こぼれ球に反応したベイルが頭で押し込んだ。

ようやくバジャドリーの牙城を切り崩したマドリーは、ベイルのさらなる活躍から加点。36分、ウェールズ代表MFが左足で放った直線的なクロスから、ベンゼマがヘディングでネットを揺らした。前半は2-0で終了のホイッスルを迎える。

後半に少しペースを落としたマドリー。最終ラインが後退してバジャドリーの攻撃を許したものの、カウンターから決定機をつくり出していく。61分にはベイル、カルバハルとつないでベンゼマがネットを揺らすも、これはオフサイドの判定。だがその3分後、マルセロのクロスをペーニャが弾き損ね、こぼれ球を拾ったベイルが押し込みスコアを3-0とした。

アンチェロッティ監督は74分にベンゼマ、ディ・マリアとの交代でモラタ、ヘセをピッチに立たせる。投入されたばかりのカンテラーノたちは迎えたチャンスを決め切れなかったが、ベイルがマドリーでの初ハットトリックを達成して試合を締めくくる。89分、ボールを持って駆け上がった背番号11は、左サイドのマルセロに預けてボックス内に侵入。折り返されたボールを左足で流し込んだ。

両手でハートの形をつくる“イレブン・オブ・ハート”をまたも披露したウェールズ代表MFは、今季の公式戦で9得点6アシストを記録。試合終了後には記念となるボールを抱え、ピッチに最後まで残って喝采を浴びせる観衆に応じていた。

そのほか、バライドスでのセルタ対アルメリアは3-1でセルタが勝利。スソ、オウビーニャ、チャルレスが得点を決めたルイス・エンリケ監督のチームは、3試合ぶりの白星で暫定ながら14位に浮上している。

Goal.com

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