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独紙評価:地元メディアは内田に及第点

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シュトゥットガルト17歳の注目株とマッチアップ
シュトゥットガルト17歳の注目株とマッチアップ【写真:goal.com】

11月30日に行われたブンデスリーガ第14節シャルケ対シュトゥットガルトは、ホームのシャルケが3-0で快勝した。DF内田篤人はフル出場を果たし、一部のドイツメディアは及第点をつけている。シュトゥットガルトDF酒井高徳は出番がなかった。

シャルケは前半、シュトゥットガルト右サイドバックのダニエル・シュバーブのミスからFWジェフェルソン・ファルファンが先制点を決めている。後半立ち上がりの攻撃で、シャルケFWアダム・ショライがオフサイドポジションに立っていたにも関わらずPKを獲得。それをファルファンが決め、追加点に成功した。シュトゥットガルトに決定機をほとんど与えないまま最後はMFジャーメイン・ジョーンズがシャルケ3点目を挙げ、難なく勝ち切っている。

チーム平均点が3.18の『ビルト』は、得点に絡まなかった内田のプレーに最低タイの4をつけた。対して『キッカー』(チーム平均点3.0)では3.5と及第点に近い採点だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

チーム全員、そして内田への評価がより高かったのは地元メディア。『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』のチーム平均点は2.64で、内田のプレーには3をつけている。寸評は以下のとおりだった。

「右サイドバックは主にスピーディーなシュトゥットガルトの注目株、ティモ・ヴェルナーに対応。すべてのヘディングや走りでの競り合いに精力的に挑んだ。ボールを奪えることもあれば、31分のようにヴェルナーがフリーでゴールに向かう場面のように奪えなかった場面もあった」

「ワンシーンを除けば、前方への働きは控えていた。76分、シュトゥットガルトのペナルティーエリア内に駆け上がった際、自分でも驚いたのか、パスミスをしてしまう」

同じく地元の『レヴィアシュポルト』(平均点2.89)は内田に3+(プラス)と平均以上の点数をつけている。次のようにコメントした。

「シャルケの新しいゴールゲッターにはならないだろう! 終了15分前、シュートするか、それとも横にパスを出すか決め切られず、彼が選んだオプションでは3-0とはならなかった。後方ではたびたび目覚ましいプレーでチームを救い、空中を横に飛ぶ場面を何度か見せている」

4試合負けなしのシャルケは5位に浮上。DFBポカールでのホッフェンハイム戦を挟んで、次節は敵地に乗り込み、ボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦に臨む。

Goal.com

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