モントリーヴォ退場、アヤックスとスコアレス【写真:goal.com】
11日に行われたチャンピオンズリーグ・グループH最終節、ミラン対アヤックスの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。この結果、ミランが決勝トーナメント進出を決めている。
同日、日本代表MF本田圭佑の1月の加入を明らかにしたミランは、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる一戦で、アッビアーティやデ・シリオ、コンスタンが守備ラインに復帰。前線は1トップのバロテッリをエル・シャーラウィとカカーが支える。
ベスト16に進むには勝たなければいけないアヤックスは、立ち上がりから積極的な姿勢。6分にはCKからポウルセンがポスト直撃のヘディングシュートを放つ。19分にも、ファン・ラインのクロスからクラーセンのダイビングヘッドがミランを脅かすが、これはアッビアーティに阻まれた。
22分にはミランが退場者を出してしまう。モントリーヴォの厳しいタックルが、ポウルセンの足首に入ってしまい、一発レッドでミランの主将はピッチを去ることになった。キャプテンマークはカカーに渡され、アッレグリ監督はエル・シャーラウィを断念。ポーリを投入する。
数的不利に立たされたミランだが、集中力が増したのか、11人対11人のときよりもうまくカバーリングできるように。アヤックスに大きなチャンスを許さず、スコアレスのまま前半を終えた。
後半開始からポウルセンに代えてホーセンを入れたアヤックスは、10人で守るミランを押し込みながらも、なかなか決定機をつくれない。
ようやくチャンスが訪れたのは、67分。左サイドから中央をくさびに右へとうまくつなぎ、最後はクラーセンがシュートを放つが、ここもアッビアーティに阻まれる。デ・ブール監督は72分にシグトルソンも投入。2分後には、そのシグトルソンのポストプレーから、フィッシャーがシュートに持ち込むが、ボールはポストの横へとそれた。
守るミランは81分、カカーも下げてメクセスを投入。サパタを右サイドへ移し、デ・シリオの位置をやや上げて、逃げ切り体勢に入る。ボールを持つと深い位置でバロテッリやポーリがキープしてファウルをもらい、徹底的に時間をつぶしていった。
結局、ミランはそのまま逃げ切りに成功。5分間のアディショナルタイムも耐え、決勝トーナメントへの切符を手に入れた。アヤックスはグループ3位でヨーロッパリーグへ回ることになる。