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D・コスタ2発、アトレティコがバレンシアに完勝

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R・ガルシアは今季10点目を記録
R・ガルシアは今季10点目を記録【写真:goal.com】

15日のリーガエスパニョーラ第16節、ビセンテ・カルデロンでのアトレティコ・マドリー対バレンシアは3-0でアトレティコが勝利を収めた。ここ7試合の成績を6勝1分けとしたアトレティコは、首位バルセロナと勝ち点43で並び得失点差で2位に位置。今季8敗目を喫したバレンシアは勝ち点20で9位につけている。

4-0以上の勝利によって得失点差でバルセロナを上回るアトレティコと、ジュキッチ監督の解任報道が燻り続けるバレンシア。試合は予想通り、バレンシアがパレホ&カナレスを中心にボールを保持し、アトレティコがカウンターからゴールを狙う展開となる。

この試合初の決定機を迎えたのはアトレティコ。11分、ジエゴ・コスタがペナルティーエリア左深くに侵入して折り返したが、ボールはアルダ・トゥランに届く前にビクトール・ルイスにカットされた。その後はチャンスに乏しい、中盤での潰し合いに。ポゼッションで上回るバレンシアはペナルティーエリアにボールを送ることができず、速攻を仕掛けるアトレティコはバイタルエリアでの精度を欠き続けた。前半はスコアレスのまま終了を迎える。

後半は打って変わり、アトレティコがハイインテンシティーを発揮して怒涛の攻勢を披露。D・コスタ、A・トゥラン、ビジャと立て続けに決定機を迎えカルデロンを熱狂の渦に巻きこむと、59分に“パンテーラ(D・コスタの愛称、黒豹)”がついに雄叫びを上げる。ゴディンのパスからペナルティーエリア左に侵入したブラジル出身FWは、左足のシュートでGKジエゴ・アウベスの守るゴールを破った。

アトレティコの勢いは先制後も衰えず、63分にビジャとの交代で投入されたラウール・ガルシアが追加点を記録。フアンフランのクロスをオリオル・ロメウが弾き損ねると、こぼれ球を押し込んで今季の得点数を10に伸ばした。

アトレティコはさらに73分、D・コスタがマテューに倒されてPKを獲得するも、ブラジル出身FWのシュートはD・アウベスにストップされる。しかし81分、バラガンのファウルを受けて再度PKのチャンスを得た“パンテーラ”は、観衆のコールに後押しされながらリベンジを達成。リーガ得点数を17に伸ばし、クリスティアーノ・ロナウドと並んで得点ランクのトップに立った。

盤石なスコアとしたアトレティコだが、その後もバレンシアを圧倒し続け、首位に立つために必要な1点を目指し続ける。しかしフィリペのシュートがD・アウベスに止められるなど、4ゴール目を決められないまま試合終了のホイッスル。それでもバレンシアの枠内シュートを1本も許さないなど、完勝とも称せる試合を演じている。

またサンチェス・ピスファンでのセビージャ対アスレチック・ビルバオは1-1のドローで終了し、両チームの連勝は3でストップ。セビージャは4分にアルベルト・モレノが先制点を決めるも、その2分後にスサエタがビルバオの同点弾を記録して勝ち点1を分け合った。セビージャは7位に順位を上げ、アスレチック・ビルバオは4位を維持している。

そのほか、アノエタでのレアル・ソシエダ対ベティスは5-1でソシエダが大勝。フエゴス・メディテラモネスでのアルメリア対エスパニョールはスコアレスドローで終わっている。

Goal.com

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