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マンU勝利も「まるで中堅チーム、まとまりがない。優勝争いするには、ほど遠い内容」と現地は酷評

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

改めて補強を否定した指揮官

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冬の補強を否定したモイーズ監督【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 一方、決勝点を決めたウェルベックは「3日間でのアウェー2連戦は難しかったけど、勝ち点6を取れてよかった。常に次の試合に備えることが一番重要なことだし、過去は振り返らない。ハーフタイムから入って決勝点を決められたことはうれしいし、後半は自分の仕事ができたと思う。

 サッカーは団体戦だし、シーズンは長期戦だから、チームはローテーションするし、選手全員がプレーしなければならない。きょうはそういう日だったし、重要な勝ち点3が取れた」と話した。

 試合のスタッツを見ても、シュート数では15対7、枠内へ放った数でも4対3でノリッチが上回ったが、下部チーム特有の決定力の低さにユナイテッドは救われた形となった。

 ユナイテッドは、あと2点決めていれば得失点差で5位のエバートンを上回る事ができたが、むしろユナイテッドが選手をローテーションする際の「1.5軍」で構成される攻撃陣の決定力不足が浮き彫りとなった。

 数日後に控える移籍市場解禁を前に、モイーズ監督は「負傷者は数人だし、1月にはあまり補強はしない。主力になりうる選手は市場に出てこない」と、加熱する英メディアの噂に対して否定的なコメントを発した。

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