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マンU勝利も「まるで中堅チーム、まとまりがない。優勝争いするには、ほど遠い内容」と現地は酷評

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

香川を評価した記者もチームには低評価

 結果が白星であったため英メディアのユナイテッド選手に対する評価は総じて高かったが、白熱した試合順にハイライトを放送するBBCの老舗ハイライト番組「マッチオブザデイ」では、同日行われた6試合中5番目に選ばれたことが内容の薄さを物語っていた。

 一方、香川に高評価を付けたスカイスポーツのマット・スタンガー記者は、ユナイテッドに対して冷静な批評をしている。

「ユナイテッドは11月以来となる6位に浮上したが、リーグ中堅を争うチームのような、まとまりのない試合内容で、1-0で競り勝った。昨季のリーグ王者はホームチームに支配された前半、前進するのに苦しんだ。

 ウェルベックの得点場面では運も味方して勝ち点3を手にしたが、その後も攻め込まれた。優勝争いに復活したと言えるには、ほど遠い試合内容だった」

 ユナイテッドの次戦は元日に行われるホームでのトッテナム戦。FWルーニーと今回出場停止の右MFバレンシアの復帰が予想されるため、チームは布陣を再び4-4-2に戻し、2トップにルーニーとウェルベック、右にバレンシア、左にヤングまたはヤヌザイを配し、香川が再びベンチに下がる可能性も高い。

 現実的に見た香川の次回先発は、チームが再びローテーションをする可能性のある5日のFA杯3回戦、スウォンジー戦が濃厚だが、いずれにしても少ない出場機会で結果を出したいところだ。

【了】

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