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マンU勝利も「まるで中堅チーム、まとまりがない。優勝争いするには、ほど遠い内容」と現地は酷評

マンチェスター・ユナイテッドは28日のアウェイ・ノリッチ戦に1-0で勝利した。しかし内容面で乏しく、現地からは「中堅チームのよう」と低い評価を受けた。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

空回りした攻撃

 マンチェスター・ユナイテッドは28日、プレミアリーグ第19節でノリッチと敵地で対戦し、1-0で競り勝った。香川は4-2-3-1の左MFで公式戦5試合ぶりに先発出場。前半はトップ下にポジションを変えるなどしてプレーしたが、見せ場を作れずに後半24分、MFヤヌザイと交替した。ユナイテッドは苦しみながらも公式戦6連勝。リーグ戦では今季初となる4連勝を飾り、勝ち点34の暫定6位でシーズン前半戦を終えた。

 香川にとっては、トップ下でフル出場した12月10日のチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節のシャフタール戦以来となる公式戦で、リーグ戦では敗北を喫した4日のエバートン戦以来となったが、久々にめぐってきた出場機会を生かすことができなかった。

 ユナイテッドはこの日、FWルーニーが股関節痛を再発させたこともあり、2日前のハル戦から先発を5人変え、システムも4-4-2から4-2-3-1へと変更。FWにエルナンデス、2列目に左から香川、ギグス、ヤングが入った。

 エルナンデスはワントップを得意とせず、2列目の3人も得意とするポジション(香川=トップ下、ギグス=セントラルMF、ヤング=左MF)とは異なる位置でプレーしたため、攻撃が空回りした。

 ユナイテッドが前半に作った好機は、同6分に香川が放ったクロス性のシュートのみにとどまった。右サイドからのヤングのクロスが左に流れ、角度のない位置から放たれたシュートは相手GKに阻まれた。

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