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バレンシア、ピッツィ初陣となるダービーで完勝

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70%以上のポゼッション率を記録
70%以上のポゼッション率を記録【写真:goal.com】

4日のリーガエスパニョーラ第18節、メスタージャで開催されたバレンシア対レバンテのバレンシアダービーは2-0でバレンシアが勝ち点3を獲得した。3試合ぶりの勝利を果たしたバレンシアは12位レバンテと勝ち点3差をつけ、暫定で8位に浮上している。

レバンテの躍進によって両チームの距離が縮まっていた最近のバレンシアダービーだが、今季はともに勝ち点20と中位に沈む同士の対戦に。試合の主導権を握ったのは、ピッツィ新監督が指揮を執るバレンシアだった。ホームチームはオリオル・ロメウを最終ラインまで下げてビルドアップに参加させ、バラガン&フアン・ベルナトの果敢なオーバーラップから先制点を狙った。

前半、70%以上のポゼッション率を記録するバレンシアはフェグリ、ジョナス、ピアッティと立て続けにチャンスを迎えたが、いずれも決め切ることができず。20分過ぎにはインテンシティーを落とし、レバンテの反撃にも遭った。だが42分、相手のミスを突く形でスコアを動かすことに成功。J・ベルナトのクロスをエル・アドゥアがクリアし損ね、こぼれた球に詰めたピアッティが左足でネットを揺らした。

バレンシアは後半、パレホを中心としたパス回しによってボールを落ち着かせ、70%以上のポゼッション率を維持。最後の詰めで精度を欠く状況が続いたが、73分にフェグリが個人技によって追加点を獲得する。内に絞っていたアルジェリア代表MFはドリブルでカマラサのマークを外してペナルティーエリア内に侵入。E・アドゥアもかわし、右足のシュートでGKケイロル・ナバスを破った。

ピッツィ監督はその後、ピアッティ、パレホ、ソルダードとの交代でグアルダード、バネガ、フェデを投入。レバンテに主導権を与えることなく試合終了までを過ごし、これ以上ない形でのバレンシア指揮官デビューを飾っている。

そのほか、ホセ・ソリージャでのバジャドリー対ベティスはスコアレスドローで終了した。降格争いに巻き込まれる両チームは、消極的な姿勢に終始。ベティスは86分、ホルヘ・モリーナのパスからフリーのフアン・カロルスがペナルティーエリアに飛び込むも、ボールに合わせられず最大の決定機を逸した。ガリード監督就任以降の成績を1分け2敗としたベティスは最下位に沈み、バジャドリーは暫定ながら17位にとどまっている。

フエゴス・デル・メディテラネオでのアルメリア対グラナダは3-0でアルメリアが勝利を収めた。1部という舞台で初めて対戦した昇格組の両チームだったが、アルメリアがグラナダを圧倒。14分にドゥバルビエル、28分にベルサのPKと得点を重ね、79分にアレクシス・ビダルがとどめの一発を決めている。ホームで今季2勝目を挙げたアルメリアは暫定で14位に順位を上げ、13位グラナダとの勝ち点差を1に縮めた。

Goal.com

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