フットボールチャンネル

長友フル出場も、インテルは新年黒星発進で6位転落

text by

監督交代のラツィオに敵地で0-1
監督交代のラツィオに敵地で0-1【写真:goal.com】

6日に行われたセリエA第18節、ラツィオ対インテルの一戦は、1-0でホームのラツィオが勝利を収めた。長友佑都はフル出場し、あわや先制点というチャンスを迎えたが、相手守護神の好守に阻まれている。

2013年の最終戦となったダービーで勝利を収め、連勝を目指すインテル。だが、レヤ新監督が就任したラツィオに苦しみ、前半はほとんどチャンスをつくれない。11分には、ラノッキアとジョナタンのお見合いから、ルリッチにあわやというループシュートを許すが、これは枠を外れて事なきを得た。

21分にも、ハーフラインでフアンが処理を誤り、カンドレーヴァにカットされてピンチを迎える。だが、フアンがゴール前で自らボールを奪い返して危機を乗り切った。その1分後には、アルバレスが直接FKから狙ったが、シュートはクロスバーを越える。

指揮官交代で流れを変えたいラツィオは、しっかりとした守備の上で攻撃。35分にはカンドレーヴァのシュートがハンダノビッチを襲う。チャンスの少ない一戦は、スコアレスのまま前半終了のホイッスルを迎えた。

後半に入っても戦術的で拮抗した展開は変わらず。マッツァーリ監督は60分、クズマノビッチに代えてコバチッチを入れ、攻撃への意識を一つ高める。するとその1分後、ジョナタンのクロスにどんぴしゃのタイミングで飛び込んだ長友がヘッド。決定的な場面だったが、GKベリシャのファインセーブに阻まれる。

インテルは75分、グアリンを下げ、約3カ月ぶりの復帰となるミリートを投入。2トップにしてさらに攻撃力を増し、1点を奪いにかかる。

だが、均衡を破ったのはラツィオの方だった。81分、カンドレーヴァの右サイドからのクロスに、クローゼが右足のダイレクトボレーで合わせ、ネットを揺らす。ここまで決定的なパスをほとんど受けていなかったドイツ代表ストライカーが、数少ないチャンスを生かし、ラツィオがリードを手にする。

1点が必要になったマッツァーリ監督は、すぐにラノッキアに代えてサネッティを投入。最後の勝負に出る。だが、懸命に守ったラツィオを崩せず、2014年は黒星発進となった。同日の試合でエラス・ヴェローナが勝利したため、インテルは6位に転落している。

Goal.com

KANZENからのお知らせ

scroll top