必然だったインテルのコッパ・イタリア敗退。あまりに薄い選手層、長友の代役も不在

早期にも実現しそうだった、長友と本田のイタリアでの対戦だが、インテルのコッパ・イタリアでの敗退でおあずけとなった。この試合で明らかになったのはインテルの乏しいバックアップ体制だ。サイドが生命線であるにもかかわらず長友の代役はいない状態だ。

2014年01月11日(Sat)10時33分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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裏目に出たマッツァーリ監督の方針

 本田のミラン移籍フィーバーに沸く日本、そしてミラノ。ダービーがインテル長友との日本人対決となり、地元紙では本田の入団発表記者会見を受けて彼のインタビュー記事が出るなど、今から注目度は高まっていた。

 そのダービーは、5月の後期日程を待つまでもなく、実はコッパ・イタリアの準々決勝で実現する…はずだったのだが、本田の出場の有無を議論する前に実現が不可能になった。インテルがウディネーゼに負けたのだ。

 インテルはメンバーの多くを入れ替えた。リーグ戦で多くスタメンを張っていた主力は長友とカンパニャーロのみしかスタメンにはいない状況だった。そしてそのメンバーは、若手中心で構成したウディネーゼの前に大苦戦をしたのである。

 猛烈なプレスの前にラインが上げられず、攻撃に回っても相手の方が常にカバーが早い。優秀な若手を世界中からスカウトし、育てて売る育成型クラブの面目躍如で、それぞれが溌剌と動き戦術にも忠実にしたがっている。

 それに引き換え、インテルは常にもたついていた。スタメンのうち実に6人が30歳オーバー、しかも連係も成り立たない。オートマチズムの構築を重視し、ターンオーバーを嫌う傾向のあるマッツァーリ監督の方針は、この日は裏目に出ていた。

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