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独紙評価:ダービー戦勝利、酒井宏は及第点

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地元メディアはやや低めの採点
地元メディアはやや低めの採点【写真:goal.com】

25日に行われたブンデスリーガ第18節ヴォルフスブルク対ハノーファーは、アウェーのハノーファーが3-1で勝利した。ハノーファーDF酒井宏樹は、タイフン・コルクト監督が指揮を執った初公式戦で先発フル出場を果たしている。また、ハノーファーはこのダービー戦を制したことで、今シーズン敵地にて初めて勝ち点を獲得した。

ヴォルフスブルクは、新加入のMFケヴィン・デ・ブルイネが2列目右側でスタート。左でプレーしたMFジエゴとポジションを交替しながらサイドから仕掛ける意図だった。対してハノーファーは、我慢強く相手ミスからカウンターを狙う作戦だったが、その作戦が見事に勝利を呼び寄せた。

今シーズン、第17節を除く全試合で右サイドバックとして先発している酒井宏は、攻撃では目立たず、守備に専念。ブンデスリーガ公式サイトのデータによれば、競り合いの勝率は60%とハノーファー守備陣で2位だった。

ドイツ『ビルト』は、酒井宏のパフォーマンスに対してチームメートの3人と同様に3を付けている。チームに対する評価が平均2.72と総合的に高かったため、チーム最低タイとなったが、及第点の評価だ。また、2ゴールを挙げたMFレオナルド・ビッテンコートのプレーは1だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『キッカー』は、酒井宏のプレーに対して3.5とチーム平均3.0以下の採点を付けている。なお、同メディアは初めて1試合で2ゴールを記録したビッテンコートをマン・オブ・ザ・マッチに、そして第18節のMVPにも選出した。

地元メディア『ハノーファーシェ・アルゲマイネ』ではチーム平均点は2.82。酒井宏には4と低めの採点を付けている。次のような寸評を掲載した。

「右サイドバックは序盤、かなり苦しみ、前方への動きもなかった。しかし、後半に向けて内容を改善した。5枚目のイエローカードを提示され、次節のボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)戦は出場停止となる」

勝ち点21で10位に浮上したハノーファー。酒井宏と同じく右サイドバックを本職とするDFスティーブ・チェルンドロはひざの問題が再発して離脱を強いられている。ボルシアMG戦では右サイドバックの穴を埋めるのは誰になるのだろうか。

Goal.com

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