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伊紙評価:本田は「決勝アシストで及第点」

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決定機を外したことが響く
決定機を外したことが響く【写真:goal.com】

ミランMF本田圭佑は26日、セリエA第21節カリアリ戦で先発フル出場し、決勝点となる逆転ゴールをアシストした。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、本田に及第点の6点をつけている。

ミッドウィークのコッパ・イタリアで敗れ、リーグ戦で連勝を飾ることで、再び流れを取り戻したかったミラン。大事な一戦で、コッパ・イタリアではベンチスタートだった本田がスタメンに復帰し、4-2-3-1の2列目右サイドにはいった。

トップ下ではなかったが、本田は前半から決定的なチャンスを手にする。18分には素早い攻撃から、最後はFWマリオ・バロテッリのスルーパスに反応して右足でシュートを放ったが、GKアブラモフに阻まれた。

守備のミスからチームが失点して迎えた39分、本田に2度目のチャンスが訪れる。DFマッティア・デ・シリオのクロスに反応し、うまくDFの間を取った本田がどんぴしゃのタイミングでヘディング。だが、これもアブラモフの正面に飛んでしまい、ネットを揺らすことができなかった。

ビハインドを背負ったまま迎えた後半の59分、今度はロビーニョのパスからペナルティーエリア内で左足のシュートを放つが、これは当たり損ね。本田は3度のチャンスを逃してしまう。

だが、バロテッリのFKで追いついて迎えた終了間際の89分、本田はCKからFWジャンパオロ・パッツィーニの逆転決勝ゴールをアシスト。敗色濃厚だった一戦で、勝ち点3獲得に貢献した。

『ガゼッタ』は及第点となる6点をつけ、「パッツィーニの決勝点につながったCKで及第点に。フィニッシュの段階では、常に正しい場所にいるが、すでに決まったようなゴールを2つ外した」と、アシストが無ければ厳しい評価になっていたことをほのめかしている。

なお、マン・オブ・ザ・マッチは途中出場で決勝点を挙げたパッツィーニ。唯一の7点となった。そのほか、チーム全体とクラレンス・セードルフ監督、デ・シリオ、カカー、バロテッリ、サリー・ムンタリが6.5点と高い採点になった。

一方で、先制点につながるミスを犯したGKマルコ・アメーリアやDFダニエレ・ボネーラは、4.5点と厳しく批判されている。

Goal.com

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