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2014補強診断 10年前

鹿島アントラーズ、2014補強診断。戦力上積みなく、名門復活へ大きな不安

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / FootballChannel

大迫の穴埋めだけでない、鹿島が抱える問題

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【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

 昨シーズンの最終節、ごくわずかながら優勝の可能性も残していた鹿島だったが、石原直樹の2ゴールに屈して自らのホームでサンフレッチェ広島の連覇を祝っただけでなく、ACL出場権も逃した。

 この試合で前半ロスタイムに退場した大迫勇也は、自らの失態に涙を流したが、彼がいなければ優勝を争うことすら出来なかったことも事実だ。19得点という攻撃力のみならず、抜群のキープ力や前線からの積極的な守備でチームの中心となった。

 しかし、大迫は2014年の年明け早々に1860ミュンヘンへの移籍を発表した。このエースの放出は、かなりの痛手だろう。昨季オフに獲得したダヴィはチームにフィットすることが出来ず、負傷もあって期待に応えたとは言いがたい。今季は、ダヴィの突破力を活かすためにもカウンターに磨きをかける必要がありそうだ。

 そのFWには、大学ナンバーワンの呼び声高い赤崎秀平を筑波大から獲得。ダヴィとともに大迫の穴を埋められるかが注目される。

 また、昨季はダヴィ以外の新戦力も軒並み低調なパフォーマンスに終わった。新井場の抜けた左サイドバックとして獲得した前野貴徳は定着できず、ヴィッセル神戸から復帰した野沢拓也も全盛期のインパクトを残すことは出来なかった。

 さらに1月31日、クラブは西大伍に対して規律違反による処分を発表した。西は、複数年契約下にありながら海外クラブへ移籍を希望しており、チームの始動日である1月20日に合流しなかった。

 その他にも、12年にトップチームへ昇格したばかりの中川義貴が突如引退を発表するなど、内部での混乱はチーム全体に影響を与える可能性もあるため、トニーニョ・セレーゾ監督にとっても頭の痛い問題だろう。

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