浦和レッズ、2014補強診断。西川の加入は大きな戦力アップだが、上位進出に求められるリスク管理

2014年02月18日(Tue)11時10分配信

text by 神谷正明 photo Kenzaburo Matsuoka , Asuka Kudo / Football Channel
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攻撃の幅を広げる李忠成

浦和レッズ、2014補強診断。西川の加入は大きな戦力アップだが、上位進出に求められるリスク管理
李忠成【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 李には広島時代にミシャサッカーの1トップで結果を残した実績がある。興梠はリーグでもトップレベルのポストプレーで起点を作れる選手だが、李もクサビのパスを受けるのはうまい。興梠とはタイプの異なる選手だが、ゴールへの嗅覚は鋭い。興梠が1トップの一番手なのは間違いないだろうが、興梠の代役に困ることはなくなるかもしれない。

 もっとも、李を獲得できたメリットは、1トップの選手層が厚くなったということだけではない。むしろ、興梠の穴を埋める存在というよりは、興梠と共存することでチームの爆発力がさらに増すのではないかという期待感の方が強い。

 広島時代に佐藤寿人との共存で相手に脅威を与えていたように、李はトップ下でも質の高いプレーができる。練習では興梠、原口元気と1トップ2シャドーのユニットを組むことも多いが、この3人の融合が進めば、おもしろいことになりそうだ。

 また、李がトップ下に入ることで、柏木をボランチで使えるようになる。柏木のボランチ起用自体はこれまでもあったが、アイデア豊富な柏木が一列下がることでビルドアップはスムーズになる一方、前線の創造性が消えてしまうことがあった。

 李はストライカーが本職なだけに、パサータイプの柏木よりも貪欲にゴールに向かう意識が強いが、フリックやスルーといった意表を突くプレーでアクセントを付けられる。戦況を見て、効果的なポジション取りができるのも強みだ。トップ下に李、ボランチに柏木が入ることで、浦和の攻撃の幅が大きく広がる可能性がある。

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