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Jリーグ 10年前

じわじわ増えるFC岐阜の外国人ファン。発端は「Gifu」を世界に発信し続ける英国人

text by ショーン・キャロル photo by Asuka Kudo / Football Channel

人々を惹きつけている理由

じわじわ増えるFC岐阜の外国人ファン。発端は「Gifu」を世界に発信し続ける英国人
ラモス瑠偉監督【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

「良い日なら40~50人の訪問者がいるだろう。しかし、静かな日は2、3人の熱心な人しか訪問しない」と、彼はサイト運営者が話していたことを思い出した。「最初の1日(公式サイト上のリンク)には、少し奇妙だが約650~700人の訪問者がいた」

 興味の大きさは、一般的にクラブの新シーズンへのアプローチの成果を反映している。ラモスのカリスマ性は、先週のJリーグキックオフカンファレンスでの岐阜のブースがジャーナリストで混雑したことからも確認できる。

 そして、この元日本代表は相変わらず面白かった。開幕戦チケットが売り切れることへの期待が高まっていることついて冗談混じりで語った(おそらく半分は本気)。「これは、明らかに俺のおかげだ!」と、彼は多くの笑いを誘った。「俺のやり方に賛同していなければ、川口とその仲間たちはここに来なかったはずだ!」

 スミスは、人々を惹き付ける理由を提供した。「公開のトレーニングセッションは親切に満ちている」と、彼は言った。「ラモス、川口、三都主が目当ての見物人はたくさんいる。なぜなら、彼らはビッグネームで、三位一体だからだ」

 2010年末からFC岐阜を見続けているグリムズビータウン(スミスの出身地)のファンは、クラブがこのような興奮からほど遠い存在であることを知っていた。しかし、彼はシーズン前に静かに自信を持っていた。

「彼らの顔のおかげで目覚ましく爆発できた。しかし、今がポジティブと思えないなら、どんなこともポジティブではなくなる」と、彼は言った。「私は、正直言って非常に楽観的だ」

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