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Jリーグ 10年前

当該サポの無期限入場禁止など、浦和レッズが“差別行為”認め処分。問われる今後の姿勢

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

レッズは生まれ変わることができるか

 問題のサポーターをすぐに特定できたことから、クラブは彼らについて以前より知っていた可能性がある。逸脱した行為をする気配がなかったかだろうか。既に起こってしまったことではあるが、管理体制の甘さを指摘されても仕方がない。

 今回の問題は許されることではないが、重要なのは今後だ。次のホーム戦(23日、清水エスパルス戦)では無観客試合が決まった。選手や監督、何の問題もなく応援してきたサポーターにとってこれほど悲しいことはない。二度とこのようなことが起きないよう、自浄作用を働かせ、未然に防ぐことが必要だ。

 浦和レッズはJリーグで最多の観客数を誇り、圧倒的な応援で選手を後押ししてきた。だが、過去にも問題がなかったわけではない。これを機に生まれ変わり、本当の意味でJリーグをリードできる存在になれるか。クラブの姿勢が試されている。

【了】

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