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タイトな日程が影響か。ACL第2節はJリーグ勢の勝利なし

text by 編集部

川崎を除いた3クラブがグループ最下位

 J1王者のサンフレッチェ広島は、アウェイでオーストラリアのセントラルコーストと対戦。幸先良く先制すると、チーム全員で「3.11」のゴールパフォーマンスを披露した。しかし直後に失点を重ねて、逆転負け。タイトな日程を考え、佐藤寿人やミキッチなどベテランの主力4選手を遠征に帯同させないなど、メンバーを入れ替えて臨んだがそれも実らなかった。

 一方、ホームで中国の山東と対戦したセレッソ大阪は1-3と完敗。柿谷曜一朗の2戦連続弾で一矢報いるのが精一杯となった。3失点の敗戦に、試合後にはサポーターからブーイングが浴びせられた。

 唯一の白星をあげていた川崎フロンターレはアウェイで韓国の蔚山現代と対戦。パスワークで主導権を握り、試合自体は有利に進めていたが、大久保嘉人が相手GKとの1対1を決め切れずにいると、終盤にカウンターから失点。ロスタイムにもミスから失点し0-2の敗戦となった。

 日本勢で負けなかったのは横浜F・マリノス。前半21分、中村俊輔のFKから、ゴール前の混戦から端戸仁が右足で決めて先制。しかし前半38分、広州恒大のイタリア代表ディアマンティにFKを直接決められて追いつかれる。後半は守備陣の奮闘で相手の猛攻をしのぎきり、ドロー決着。相手が昨年の王者である広州恒大であることを考えたら悪くはない勝ち点1だが、グループ最下位と状況は厳しい。

 第2戦を終えてJリーグ4クラブ中、川崎フロンターレを除いた3クラブが勝ち点1でグループ最下位という状況だ。日本勢の巻き返しが注目される。

【了】

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