浦和レッズへの無観客試合処分は妥当か? 英国人が見た「JAPANESE ONLY」と日本における差別意識

2014年03月22日(Sat)9時46分配信

text by 海老沢純一 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Kenzaburo Matsuoka
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「イングランドだったら、サポーターが互いに注意する」

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【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――レッズの対応にはどのような問題があると思いますか? また、改善するためにはどう取り組んでいけばよいと思いますか?

「今回大きな問題となったのが『縦の組織』。現場の人が決断することが出来なかった。それはなぜでしょうか。多分、今の時代だったら警備員本人がすぐ降ろせたはずです。降ろす前に、上に報告する必要も無かったと思います。

 そこは警備員自身の意識の問題もあったと思いますが、それとは別に下の人が決断出来るか出来ないか。出来なければ機能しません。現場で即決できる必要があります。それが出来なければセキュリティーとは言えないでしょう。

 サッカーは3万人から4万人が入るスタジアムです。その場で決断出来れば良かったですね。仮に間違いだったら、あとで判断すればいい。『その横断幕を出しても良いですよ』とね。それには大した害がないはずです。逆に決断しないと、大きな害となる可能性があります。

 ですから、組織の部分が課題じゃないでしょうか。日本は縦社会。下の人が上の人の意見を待つ風習がある。

 もう一つは、他のサポーターの意識も高めることです。イングランドだったら、サポーターが互いに注意するでしょう。

 私は普段プレス席に座っているから、皆がどういう行動を取っているのか、何を言っているのか詳しくは分かりませんが、相手を注意する勇気は必要ですね。

 ただ、かなり勇気が必要な場合もありますね。このようなことをする人は、ちょっと怖い人かもしれません。いろんな面で。でも、サポーターの皆さんにその勇気を持って欲しいですね」

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