浦和レッズへの無観客試合処分は妥当か? 英国人が見た「JAPANESE ONLY」と日本における差別意識

2014年03月22日(Sat)9時46分配信

text by 海老沢純一 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Kenzaburo Matsuoka
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「今回の件は、昔だったら当然で普通の考え方だったかもしれない」

――この事件を教訓にして、日本はどのようなリアクションを取るべきでしょうか?

「差別には陰湿な面がある。相手を人間以下扱いしていることがあります。今回の件は、昔だったら当然で普通の考え方だったかもしれない。

 しかし、社会は常に変わるもの。今いけないものは絶対にいけないと、はっきり言わなければならない。逆戻りの時期があるかもしれない。しかし、流れの中で他の人のことを感じたり、尊敬したり、認めたり、受け入れたりする傾向が世界的なこと。

 日本は民主主義国家で、戦争も最近はやっていないし、治安もいい。10才の子供を処刑しているようなことも無い。日本は間違いなく、かなり進んでいる方。でも、それでもまだまだ進歩する必要があるでしょう。どの国もそうです」

【了】

プロフィール

マイケル・プラストウ
1959年、英国ウェスト・サセックス州のクロウリー出身。1980年の来日以来、30年以上日本サッカーを見守っている。1991年からはイギリスのサッカー専門誌「World Soccer」の駐日記者として、日本代表、Jリーグを取材。日本サッカーの魅力世界に発信している。また、NHK国際局などで、放送原稿の執筆、翻訳業務を担当。群馬大学、日本大学の講師も歴任。著書に「FOOTBALL ENGLISH―サッカーを愛するあなたに捧げる用語と写真」ほか多数。

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