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Jリーグ 10年前

無観客試合後、浦和社長・記者会見全文。報道されなかった質疑「なぜ名前を公表しない?」

text by 桑村健太 photo by Asuka Kudo / Football Channel

サポーターの嫌韓事情を選手に伝えた事実はない

――10日前の会見の時にもクラブ内の処分について検討されているとありましたが、その後何かありましたか?(記者G)

「今ヒアリングを終えて社内のプロセスに則って、粛々と進めている段階です。まだです」

――今回の横断幕を掲げた人に無期限の入場禁止という処分が下っていますが、どのようにしてスタジアムでその方を判別するのか疑問があり、自由席であっても指定席であっても名前を変えて入場することは可能だと思いますけども、入場禁止に対してどのように措置をとるのか、お願いします。(記者H)

「担当が顔を分かっているので、ゲートでチェックして…」

――全てのゲートに入場禁止の方の顔がプリントされた何かを配布して、ということですか?(記者H)

「プリントかどうかまでは分かりませんけども…まだ決まっていません」

――サポーターの新しいグループなどについては、どんな形で話し合いに向き合っていこうと考えていますか?(記者I)

「今お話させていただきました通り、グループ単位でお話しさせていただく場合もありますし、それからタウンミーティングもあります。グループになっていない方もいらっしゃると思っています。

 実はそういう方にもすでに3回くらい我々が出て行ってお話をさせていただいていますし、グループの方々とも数回のコミュニケーションをとっています。

 そういった形でお話を聞きながら、我々としてどういう方向に向かっていけばいいのか。安全で、誰もが安心して楽しく観戦できるスタジアム。これが我々のゴールです。そのためにどういう形が取れるのかということを、これから作り上げていきたいと思います」

――ある雑誌の中で、サポーターのコアな方で浦和レッズというチームに対して嫌韓であると。チームのサポーターが嫌韓であって、それをクラブの関係者も知っていて、その選手にも伝えていると、そういった話が出てきた。そのことについてクラブで何か把握していたり、その後、こういう問題が起きて何か対策など練られたとか、社長の個人認識も含めてお願いします。(記者J)

「そういうことはないと認識しています」

――その事実もないということも宜しいですか?(記者J)

「はい」

【了】

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