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ブンデス日本人選手、第31節現地採点を振り返る。残留へ貴重な勝利に貢献した酒井宏樹

ブンデスリーガには多くの日本人選手がいる。彼らが現地でどのような評価を受けているのか。先日行われた第31節の「Kicker」「Bild」の両誌の採点から読み解いていく。

text by 本田千尋 photo by Ryota Harada

残留へ貴重な勝利を挙げたハノーファー。酒井にも好評価

ブンデスリーガ第31節日本人選手採点

Kicker誌(2014年4月22日付)
岡崎慎司「2.5」清武弘嗣「5」細貝萌「3」酒井宏樹「3」酒井高徳「4」

Bild誌(2014年4月22日付)
岡崎慎司「2」清武弘嗣「6」細貝萌「3」酒井宏樹「3」酒井高徳「2」
(長谷部誠、内田篤人、乾貴士については試合出場なし)

「Hnnover mit Herz – Eintracht lustlos」(2014年4月22日付Kicker誌)
「魂のこもったハノーファー、やる気のないアイントラハト」

ブンデス日本人選手、第31節現地採点を振り返る。残留へ貴重な勝利に貢献した酒井宏樹
酒井宏樹【写真:原田亮太】

 ハノーファーにとって本当に貴重な勝利となった。

 ブンデスリーガ第31節、酒井宏樹所属のハノーファーは敵地で乾貴士所属のアイントラハト・フランクフルトと戦った。ハノーファーは前節、同じく残留を争うハンブルガーSVとの直接対決を2-1のスコアで制し、降格争いから一歩抜け出した感がある。

 勝ち点を32とし、27に留まった降格圏内の16位ハンブルガーとは差が5に広まった。とは言えフランクフルト戦を含めて残り4戦で4連敗を喫してしまうようなことでもあれば、ハノーファーとしてはまだまだ分らない状況ではある。

 フランクフルトのアウェイで、酒井は先発出場する。開始早々の2分、早くもハノーファーが先制ゴールを挙げた。

 シュティンドルの右サイドからのクロスがそのまま左に流れ、逆サイドでフスティが戻したボールをパンダーがまた中央へとクロスを入れる。後方から走り込んできたアンドレアセンがヘッドでゴールを挙げることに成功した。

 フランクフルト戦での酒井に対してKicker、Bildともに6段階中の「3」と好評価である。

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