貧乏でも強豪になれるか?CLに見る、“お金がなくても強かったクラブ”の成功例を読み解く

潤沢な資金があれば、当然優秀な選手を集め、クラブを強くすることができる。その一方で、資金面で劣るクラブが躍進する例もある。下剋上に成功したチームを、歴史と共に振り返る。

2014年05月03日(Sat)11時10分配信

text by 西部謙司 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada
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CLの沙汰は金しだい

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クラブ長者番付の頂点に君臨するレアル・マドリー【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 世界のクラブ長者番付がある。

 監査法人デロイトが売上高のランキングを毎年2月に発表しているのだが、12-13シーズンのトップは9年連続でレアル・マドリーだった。売上高はおよそ5億2000万ユーロ(約738億円)。

 2位はバルセロナ、以下バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、ユベントス、ミランまでがトップ10である。

 ブラジルのコリンチャンスがようやく24位に入っているほかは、すべてヨーロッパのクラブでベスト30が占められている。

 21世紀に入ってからのチャンピオンズリーグ(CL)12シーズンの総合ランキングでは、1位がレアル・マドリー、以下バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティ、ミラン、ユベントス、インテルがトップ10だ。

 このランキングはCL優勝チームとほぼ一致する。00-01からの13シーズンで最多優勝はバルセロナの3回、バイエルンとミランが2回、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、インテルが1回。

 例外は03-04のFCポルトと04-05のリバプールだけだ。ただ、リバプールは優勝した前年のランキングでは10位に入っているのでポルトだけが例外といっていいだろう。

 つまり、CLは売上高トップ10のリッチクラブしか優勝できない大会なのだ。

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