驚きではなかったナスリの落選。フランス代表、選出メンバーから見えるデシャン監督の長期プラン

ブラジルW杯に臨む23人+予備登録7人を発表したフランス代表。23人中7人が23歳以下という若手を多く揃えたが、サミル・ナスリやエリック・アビダルは落選。4年後の自国開催ユーロを見据えたメンバーとなった。

2014年05月15日(Thu)14時07分配信

text by 小川由紀子 photo Getty Images
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南ア大会の二の舞はご免!「人間性」も重視した選考

 5月13日、ブラジルW杯に臨むフランス代表メンバーが発表された。

驚きではなかったナスリの落選。フランス代表、選出メンバーから見えるデシャン監督の長期プラン
デシャン監督自らが選出理由を述べた後に、選手の名前を発表した【写真:Getty Images】

 発表の場は、フランス代表戦の放映権を持つTF1が毎夜20時から放送しているニュース番組内。デシャン監督自らが選出理由を述べた後に、ポジションごとに一人ひとりの名前を発表した。

 当初から、FIFAへの第一次リスト提出期限であるこの日に30人のメンバーを発表することは公表されていたが、この日デシャン監督が明確にしたのは、この30人が最終的に絞り込む前の第一次選考メンバーではなく「本戦行き23人プラス予備軍7名である」ということ。

 その理由を指揮官は「早くから確定することで、チームスピリッツを養いたかった」と説明。さらに、ここで選ばれた23人が「現在、フランス人選手のトップにいる23名ではない」ということも強調された。

「ここまで2年間予選を戦ってきた中で明確になったプレーの互換性や持ち味がいかに融合するか、という点を考慮した。トッププレイヤー23人を集めたわけではなく、グループとして最高のコンビネーションになるであろう人材を集めた」

 もう一つ重要な点として監督が挙げたのは、本戦前の合宿を含めて6週間寝食をともにするにあたり、お互いが心地よく団体生活を送れるための「人間性」を重視した、という点だ。

 2010年大会の練習ボイコット事件のような、内輪の問題でチームが崩壊するのだけは避けたい、というのは当然の心情だろう。

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