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ポドルスキ、ドイツ“のラッキーボーイ”となるか。アルメニア戦1ゴール3アシストでロイス欠場の不安を払拭

アルメニアとのテストマッチでマルコ・ロイスが負傷し、欠場か決定したドイツ代表。しかし、この試合では代わって途中出場したルーカス・ポドルスキが爆発。ドイツを勝利に導くラッキーボーイとなるのだろうか。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

1トップにミュラー。ポゼッションスタイルを突き詰めるレーブ監督

 ブラジルの地を戦うドイツ代表のラッキーボーイとなるのは、ルーカス・ポドルスキかもしれない。

 2014年6月6日、マインツにてドイツ代表は、アルメニア代表とW杯本番前最後のテストマッチを行なった。

 スターティングメンバーは、GKバイデンフェラー、右SBにボアテンク、CBはメルテザッカーとフンメルス、左SBにヘーヴェデス、ダブルボランチにラームとケディラ、2列目に右からシュールレ、クロース、ロイス、そして1トップにミュラーだ。

ポドルスキ、ドイツ“のラッキーボーイ”となるか。アルメニア戦1ゴール3アシストでロイス欠場の不安を払拭
ヨアヒム・レーブ監督【写真:Getty Images】

 ドイツカップの決勝で負傷し、調整を続けていたラームが、遂に先発へと復帰する。ポジションは昨シーズンのバイエルンで務めることの多かったボランチでの起用となった。

 ラームではなく、同じくバイエルンでCBが本職のボアテンクが、先のカメルーン戦に続いてそのまま右SBに入ったのは少し意外だったが、初戦のポルトガル戦でのロナウド対策、という意味合いなのかもしれない。

 そして1トップの先発に、今度はミュラーが偽9番としてピッチに立った。CFのクローゼはベンチスタートである。ラーム、ミュラーの起用法に、ポゼッションスタイルをさらに突き詰めようとするレーブの意向が垣間見える。

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