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ポドルスキ、ドイツ“のラッキーボーイ”となるか。アルメニア戦1ゴール3アシストでロイス欠場の不安を払拭

text by 本田千尋 photo by Getty Images

左足首を負傷しW杯欠場が決まったロイス

 前半を通して、ドイツ代表はボランチを軸としながら、アルメニア代表を相手にゲームを支配した。トップ下に入ったクロースが、ボランチの位置まで下がり、ラームとともにゲームを組み立てる。

 ケディラは少しポジションを上げる格好となり、ペナルティエリアの中へと度々侵入した。そして前線ではミュラー、シュールレ、ロイスが流動的にポジションチェンジを繰り返す。

 8分、ラームの右からのクロスにシュールレが中央に飛び込んで頭で合わせるが、ゴール左に逸れる。

 12分、左サイドのミュラーからのラストパスに、ロイスがペナルティエリアに侵入してシュートを撃つ。しかしキーパーに当たって弱まったボールは、ゴールラインを割る一歩手前で、相手DFにクリアされてしまう。

 直近のカメルーン戦に比べてチャンスの数は増えたものの、ボールを回しはするがゴールには至れない、という状態が続いた。

 ロイスは、31分にもキーパーとの1対1の場面で相手に当ててしまうなど、どこか体が重たいようだった。そして前半終了間際にアクシデントに見舞われてしまう。相手との接触で左足首を痛めて退場する。ロイスはそのままW杯を欠場することとなった。

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