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【W杯・試合採点】スペイン対オランダ(グループB)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

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アリエン・ロッベン【写真:Getty Images】

GK 1 イケル・カシージャス 4.0点
 こういう表現はしたくはないが、完全な戦犯。1失点目では、ポジショニングの悪さ。3点目では、浮き球処理の拙さ(微妙な判定ではあったが)。4点目では、大舞台ではありえないレベルのトラップミス。5点目でも中途半端な飛び出し。以上のように、ミスで失点に絡み続けた。

DF 3 ジェラール・ピケ 5.0点
 ラインコントロールをミスや、ロッベンとの駆け引きの敗北で失点を招き、自身の背後がスペインの穴であることを露呈してしまった。

DF 15 セルヒオ・ラモス 5.0点
 前半は、潰しでも、フィードでも悪くはなかったが、後半、大量失点と共にパフォーマンスを落としはじめ、5失点目では、ロッペンへの対応を誤った。

DF 18 ジョルディ・アルバ 6.0点
 攻守の切り替えがはやく、攻守共にチームに貢献していた。そして、ミスらしいミスはしていないのだが、チームは大量失点した。不運。

DF 22 セサル・アスピリクエタ 5.5点
 前半は、自分がすべき役割は果たした。しかし、自分が関与しないところで、チームは失点を重ね、最終的に集中力を欠いた。

MF 6 アンドレス・イニエスタ 6.5点
 前半は、何度も質の高いスルーパスを供給し、オランダ守備陣にとって脅威であり続けた。しかし、守備のブロックが崩壊し、流れが悪くなってからは、どうにもできなかった。

MF 8 シャビ・エルナンデス 6点
 常に動き回り、パスをさばくことでリズムを作る。そして、PK獲得の起点となるスルーパスも送った。しかし、後半、チームが苦境に立たされた時に、状況を打開できなかった。

MF 14 シャビ・アロンソ 6.5点
 いつも通り、攻撃ではパスをちらし、守備では体を張った。また、PKを落ち着いてきめて、チームに大きな先制点をもたらした。

MF 16 セルヒオ・ブスケツ 5.5点
 前半は悪くなかったが、後半はスピードアップ起点になれなかった。

MF 21 ダビド・シルバ 5.5点
 前半は、ポジションをコロコロと変え、オランダDFを混乱させたが、後半になってから存在感が希薄だった。

FW 19 ジエゴ・コスタ 5.5点
 PKを獲得したものの、それ以外はほとんど何も出来なかった。

FW 9 フェルナンド・トーレス 5.0点
 63分に投入されるが、決定機を外すなど、悪い流れを変えられなかった。

FW 11 ペドロ・ロドリゲス 5.5点
 63分にピッチに入り、積極的にゴールを狙うも、結果は残せず。

MF 10 セスク・ファブレガス 評価なし
 既にチームの歯車が完全に狂っていた78分での投入されたのもあり、彼にできることは、ほとんど何もなかった。

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