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日本が決勝トーナメントに進出する2つの法則。鍵は“背番号7”と“スペインの未勝利”

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Getty Images

2点目のゴールが遠藤の足から生まれれば…

 日韓大会(チュニジア戦)では中田英寿、南アフリカ大会(デンマーク戦)では遠藤保仁である。奇しくもどちらも背番号7番を付けている選手となっていたのだ。

 今大会で7番を背負っている選手は、前大会同様に遠藤である。コロンビアに勝った上で、コートジボワールが引き分けた場合は、得失点差の勝負になる。まずは先制点を取ること。そして2点目のゴールが遠藤の足から生まれれば、今回も突破は間違いないだろう。

 そしてもうひとつ。

 日本が決勝トーナメントに進出する大会の法則として、なぜか前回の王者国が1勝も出来ずにグループリーグ敗退してしまうというものがある。

 2002年の日韓大会では、1998年に優勝したフランス代表が1分2敗で敗退。2010年の南アフリカ大会でも2006年優勝のイタリア代表も1分2敗で敗退した。そして今大会といえば、前回王者であるスペイン代表がすでに2敗し、グループリーグ敗退が決まっていることは大きなニュースとなっている。このまま1勝もできずに敗退すれば、日本がグループリーグ突破に向けた良い兆しなのかもしれない。

【了】

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