ドイツ代表が見せた新たな柔軟性。“バイエルン組”によるトリプルボランチ

引き分け以上で決勝トーナメントが決まるアメリカ戦。両国との優位な状況にあって比較的“緩い”試合ではあったが、ドイツはきっちりと弱点へのアプローチを見せるとともに、新たな柔軟性も見せた。

2014年06月27日(Fri)15時30分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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緩やかなペースで試合が進んだドイツ対アメリカ

ドイツ代表が見せた新たな柔軟性。“バイエルン組”によるトリプルボランチ
ラームを中心としたクロース、シュバインシュタイガーのトリプルボランチは、安定したパフォーマンスを続けていく【写真:Getty Images】

 グループリーグを通して柔軟な姿を見せたドイツ代表が決勝トーナメントへと駒を進めた。

 2014年6月26日、ドイツ代表はレシフェの地でアメリカ代表とグループGの最終戦を迎える。

 スターティング・メンバーは、GKノイアー、右SBボアテング、CBはメルテザッカーとフンメルス、左SBヘーヴェデス、シュバインシュタイガー、ラーム、クロースのトリプルボランチに、左にポドルスキと右にエジルの両翼、そしてワントップにミュラーだ。

 ディフェンスラインの顔ぶれは初戦から変わらないが、ボランチ陣にはケディラに代わってシュバインシュタイガーが入る。バイエルン所属の選手たちでチームの屋台骨が形成されることとなった。3トップの左にはポドルスキが今大会初先発である。

 最終戦を迎えるにあたってグループGは、1位ドイツ(勝ち点4)、2位アメリカ(勝ち点4)、3位ガーナ(勝ち点1)と4位ポルトガル(勝ち点1)という順位表だったため、ドイツ代表とアメリカ代表の試合結果がドローに終わればそのまま両チームが決勝トーナメントに進むことが決まる状況だった。また仮にどちらかが敗れたとしても、得失点差の関係で両チームとも決勝トーナメントに進出する可能性が高かった。

 そういった状況もあってか、緩やかなペースで試合は進んでいく。アメリカはガーナが見せたような前線からの果敢なプレスを構築することはなかった。ガーナ戦に比べてプレッシャーが軽減したラームを中心としたクロース、シュバインシュタイガーのトリプルボランチは、安定したパフォーマンスを続けていく。同じバイエルン所属の慣れ親しんだ顔ぶれ、ということもあっただろう。

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