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熱狂のベルギー、なんと教会ミサも中止。アルゼンチンへ過剰な警戒なし「俺たちにはアザールがいる」

text by 小川由紀子 photo by Getty Images

指揮官を悩ます3つのポジション

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デフールも出場停止から復帰【写真:Getty Images】

 さて、こんなお国柄どおりほのぼのムードのベルギーだが、肝心のピッチ上の準備状況もきっちり伝えている。

 国内で最大規模のスポーツ紙『Derniere Heure』は、ウィルモッツ監督のアルゼンチン戦対策について分析している。彼が頭を悩ませているメンバー選考が次の3ポジション。

(1)フェライニかデフールか。

 デフールは累積警告による欠場から復帰。マンマークを徹底するならそれに長けているならデフールだが、メッシ対策について指揮官は「特別なミッションにはなるが、チーム全体で取り組むつもり。

 彼は一対一を破るなんてお手の物なのだからかえって無駄だ。それよりも、スペースをタイトにすることが大切」と自陣の戦術を大きく変更する気はないと明言している。しかしフェライニでは、身長差のミスマッチが逆に相手に有利になる懸念もあり、結論を出しかねている。

(2)ルカクか、オリジか。

 ルカクは前2戦で計30分しかプレーしておらず、121分出場したオリジよりも体力的に余裕がある。

(3)メルテンスかミララスか。

 今大会、好調のメルテンスだが、好不調の波が大きく、しかも先発よりも途中出場のときのほうが良い結果を出しているため、出場時間がまだ少なく疲労度の少ないミララスをディ・マリアとマッチアップさせるべく先発させる案が有力と見られている。

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