“サッカーで客を呼べる”クラブ、川崎F。「ここにしかないサッカーをしよう」。ゲームを支配し、相手を攻撃し続ける

2014年08月23日(Sat)10時19分配信

text by いしかわ ごう photo Getty Images
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充実したイベントの数々。「桃鉄」とのコラボも予定

 人気の理由はいくつか考えられる。

 最初に思い当たるのが、日本代表の本大会メンバーに選出された大久保嘉人の存在だ。彼のサプライズ選出が、国民的なニュースとしてメディアで大々的に取り上げられたのは記憶に新しいところ。

 メンバー発表後に迎えた中断前の5月18日の横浜Fマリノス戦でも1万9668人(収容率95.0%)を記録。本大会での出場時間も長かったこともあり、再開後も抜群の注目度だった。W杯戦士である大久保嘉人という「人」の存在で、観客が集まったという背景はあるだろう。

 あるいは、イベント企画の充実だ。

 川崎フロンターレといえば、サッカークラブらしからぬ斬新なプロモーションやイベント企画に定評があるクラブ。

 毎試合工夫を凝らしたプロモーション企画の多彩さには、「イベントが多過ぎて、どれをリリースしていいかわからなくなるときもある」とクラブ広報が苦笑いするほどで、今年に入ってからも落語とコラボした「勝点」、マスコットキャラクター・ピーカブーの完全移籍のお披露目を「カブの日」として盛り上げるなど、それこそ挙げればきりがない。

 9月には、昨年も実施した「川崎の車窓から」の第2弾企画として、桃鉄の愛称で親しまれているゲーム「桃太郎電鉄」とのコラボを実施する予定だ。「継続は力なり」で、安定した集客率には、チームの勝敗や成績に左右されない仕組みを作り上げてきたクラブの成果があると言われている。

 だが、この上記の二つを踏まえた上で、クラブ関係者はさらにもうひとつの理由を挙げている。それは「サッカーで客を呼べるようになってきたのではないか」ということだ。

 つまり、ピッチで展開されている川崎フロンターレのサッカーを観に等々力に足を運ぶ観客が増えているのではないか、ということである。

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