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アジア 10年前

ビジャ、ダフが加入したメルボルン・シティFC。開幕迫るAリーグに有力選手加入。例年にない混戦模様に

text by 植松久隆 photo by Taka Uematsu , Getty Images

トニー・ポポヴィッチ氏、パレス新監督就任の噂も?

 以上の2チーム以外でも、絶対的エースFWベサート・バリシャをメルボルン・ビクトリーに放出してもまだ破壊的な攻撃力を維持する昨年の覇者ブリスベン・ロア、小野の穴は完全に埋まらないも、先日のACLで広州恒大をホームで破ったWSWなども侮れない。

 今から優勝予想は少々気が早過ぎるだろうが、今年のAリーグ、例年にない混戦模様となることだけは間違いなさそうだ。

 本筋から少し話は逸れてしまうが、小野の古巣WSWのファンが、今、気に掛けていることは、遠い海の彼方のイングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスの新監督人事(22日現在、後任未定)。

 というのも、以前、同クラブでアシスタント・コーチをしていたポポヴィッチが後任監督に就任する可能性が、豪州国内で取り沙汰されているからだ。

 同クラブのキャプテンを務めるのが、サッカルーズのキャプテンであるミレ・イェディナクということもあって、豪州メディアは、その“オージー・コネクション”も絡めて就任の可能性を書き立てた。

 しかし、英主要ブックメーカーの次期監督候補にポポヴィッチの名前は挙がっていない。どうやら、この噂、いわゆる“新聞辞令”に終りそうな気配濃厚だ。

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