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欧州選手権予選対スコットランド戦を前に意気込みを語るクロース「勝利の感情を再び抱くつもりだ」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

欧州選手権予選対スコットランド戦を前に意気込みを語るクロース「勝利の感情を再び抱くつもりだ」
トニ・クロース【写真:Getty Images】

 今夏バイエルン・ミュンヘンからレアル・マドリーへ移籍したドイツ代表トニ・クロースがブラジルW杯優勝、7日に始まる欧州選手権予選などについて語った。7日付の独大衆紙ビルト日曜版にクロースのインタビューが掲載されている。

 まずクロースは「僕たちドイツ代表は全員、数年に渡って日々高みに向かって努力を積み重ねた。そうしてタイトルを掴んだんだ」とブラジルW杯でドイツ代表として優勝したことについて語った。

 そして7日に行なわれる欧州選手権予選対スコットランド戦については「(ブラジルW杯の優勝から)切り替えることは簡単じゃなかったけど、僕自身については100%大丈夫だ。その僕の状態は対スコットランド、さらには勝ち点3、欧州選手権フランス2016の予選に繋がっていく。W杯のタイトルには誰もが辿り着ける訳じゃない。僕たちはその勝利の感情を再び抱くつもりだ」と意気込みを述べた。

 また「ベルナベウで移籍加入のプレゼンテーションでは、僕たった1人のために20000人のファンが集まった。僕がレアルのために、たったの1秒もプレーしてないにもかかわらずね。ドイツでは考えられない。スペインではファンのフットボールに対するメンタリティはより感情的なものだね」と話したクロースは現在週に1、2度スペイン語を習っており、普段監督のアンチェロッティとは英語で意思疎通を図っているという。

 最後にクロースは先に所属したバイエルン・ミュンヘンの指揮官ペップ・グアルディオラについて次のように語った。

「彼は僕のプレー・スタイルをもう一度洗練した。彼は僕の資質をもう一度育んだんだ。僕たちは同じフットボールの理想を抱いているんだよ」

【了】

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