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ロイスの負傷により香川の価値が増したことを報じる独大衆紙「今カガワはなお価値がある」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川とロイスについて語るドルトムント社長「共に協力し傑出してプレーすることが出来る」
ボルシア・ドルトムント社長ハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏【写真:Getty Images】

 9日、欧州選手権予選のスコットランド戦で負傷したボルシア・ドルトムント所属のマルコ・ロイスが突然チームのブラッケル練習場に現れた。ロイスは松葉杖をついて、ロッカーで自身の化粧バックを取って引き返した。その間3分だったいう。「ロイスの悲劇的な帰還」として、10日付の独大衆紙ビルトが報じている。

 同紙は「ロイスの負傷の後:今カガワはなお価値がある」と見出しを付け、ロイスが4週間の離脱となったことで「今や帰還者シンジ・カガワはすぐに助けなければならない!」と記した。同紙はまた「10日前の日本人の移籍(マンチェスター・ユナイテッドから8ミリオン・ユーロ)はより大きな打撃の後で本領を発揮している」とした。

 ドルトムントの社長であるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏は「マルコにとっては悲劇だ。今我々がシンジを抱えていることが、我々は嬉しい。彼を獲得したことは、もちろん正しい決定だったね。残念ではあるが、人はいつも負傷が過ぎ去ることを覚悟しなければならない」とコメントを残した。

 またヴァツケ氏は香川がかつて2010年夏から12年夏までドルトムントに在籍したことでチームの環境と大部分を知っていることについて「それは必ずアドバンテージになる」と語っている。

【了】

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