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U-21日本代表、因縁の相手イラクと対戦も1-3で敗れる

text by 編集部

抜け目ないイラク相手に勝利を掴めず

 U-21日本代表は17日、アジア大会グループリーグ第2戦でイラクと対戦した。

 今年1月に行われたAFC U-22選手権では、準々決勝で対戦し敗れている。強敵相手にリベンジを果たしたい日本は、初戦のクウェート戦からシステムを変えて臨んだ。

 5-4-1から4-3-3にシフト、アンカーに湘南ベルマーレの遠藤航が入り、3トップは中島翔哉、鈴木武蔵、矢島慎也となった。

 互いに攻め手を伺いながら試合に入っており、立ち上がりは様子見という時間が続く。日本は大島僚太を起点に鈴木や中島が絡むパス交換も見られたが、決定機は作れない。

 すると12分、イラクに先制を許す。相手クロスを処理しようとした室屋成のクリアが短くなると、こぼれ球をファラジに決められた。クロスを簡単に上げさせるなど、対応の遅れが招いた失点だった。

 イラクは日本のプレスを掻い潜りゴール前まで運ぶが、日本はパスが繋がらなくなっていった。イラクは34分、長いFKであわやの場面を作り、それで得たCKからも惜しいシュートを放った。

 それでも日本がワンチャンスを活かして同点に追いつく。36分、中島が相手DFとの競り合いでボールを奪うと、そのまま持ち込んで冷静にゴールに流し込んだ。

 逆転ゴールを奪いたい日本だったが、後半3分、イラクに勝ち越しゴールを許してしまう。アーリークロスをファーサイドでアル・タミーミーに押し込まれ、1-2とされる。

 日本も13分、鈴木の落としを遠藤が狙うもGKのセーブに阻まれる。

 16分には原川力に代えて野津田岳人を投入。大島と遠藤のダブルボランチ、トップ下に中島、左右に矢島と野津田、そしてワントップに鈴木という布陣に変えてきた。23分にはGKの至近距離から中島が狙うも、ここもGKにブロックされてしまう。

 日本にリズムが生まれそうな中で迎えた27分、アル・タミーミーに直接FKを叩き込まれてリードを広げられる。

 結局1-3で試合は終了。イラクがチャンスを確実に得点に結び付けたのに対し、日本は決定機で精度を欠いた。

【了】

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