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Jリーグ 10年前

強力攻撃陣擁する川崎をどう止め、どう仕留めるか。FC東京の戦い方に注目

3戦勝利がないFC東京だが、フィッカデンティ監督の戦術は着実に浸透している。川崎フロンターレには前回、0-4と大敗したが、今節は一方的な試合にはならないだろう。

text by 青木務 photo by Getty Images

3戦未勝利だが修正力は示している

強力攻撃陣擁する川崎をどう止め、どう仕留めるか。FC東京の戦い方に注目
フィッカデンティ監督の戦術は着実に浸透している【写真:Getty Images】

 16節から5試合連続無失点というクラブタイ記録を作り、その間は4勝1分と勝点3を上積みしてきた。

 だが、記録更新のかかった21節・浦和レッズ戦では壮絶な打ち合いとなった。前半6分に先制を許し記録が途絶えたものの、3分後に追いつくと15分には武藤嘉紀のゴールで逆転し、23分には河野広貴が決めて突き放す。その後、浦和が息を吹き返し、再度点の取り合いに。結局、スコアは4-4で引き分け。浦和も7試合連続無失点という記録を作るなど、互いに守備に定評のあるチーム同士の対戦は、合計8得点が生まれる乱打戦だった。

 以降、FC東京は足踏み期間に入った。22節の鹿島アントラーズ戦では2点ビハインドの中で相手のミスを突いてドロー。そして前節のヴィッセル神戸とのホームゲームはPKで先制したものの、直後にセットプレーから決められた。浦和戦から3試合連続引き分けと勝利がない。

 とはいえ、神戸戦はチームの修正力が発揮された試合だった。

 4-3-1-2でスタートしたFC東京だったが、相手エースの森岡亮太が自由にポジションを変えてボールを受けるなど、神戸が主導権を握った。日本代表にも選ばれた森岡に前を向かれ、FC東京は守備に追われた。

 アンカーのフォローに行くためにインサイドハーフが中に絞ると、それを見越したように神戸はサイドに展開する。

 FC東京はラインを低く設定しカウンターを狙っていたものの、相手に自由にプレーされる状況は何とかしなければならなかった。

 そんな中、アンカーの高橋秀人が最終ラインに下がり、5バックになって対応。

 これが功を奏し、守備に回っても相手の後追いではなく、自ら進んでボールを奪いに行くことができた。

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