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北朝鮮、女子代表のアジア大会Vに歓喜「選手が嬉し泣きに涙が止まらなかった」

text by 編集部 photo by Getty Images

北朝鮮、女子代表のアジア大会Vに歓喜「選手が嬉し泣きに涙が止まらなかった」
優勝した北朝鮮女子代表【写真:Getty Images】

 なでしこジャパンは1日、韓国・仁川で行われたアジア大会決勝において北朝鮮に1-3で敗戦して準優勝に終わった。

 3大会連続で同一カードでの対戦となり、06年は北朝鮮、前回10年はなでしこジャパンが優勝。3度目の今大会、なでしこジャパンは連覇を狙ったものの、北朝鮮が奪還を果たした。

 北朝鮮では、この快挙を成し遂げたサッカー女子代表に対して称賛の声が上がっている。北朝鮮メディアの『労働新聞』が伝えている。

 アジア大会の北朝鮮選手団長を務めるスポーツ大臣のバン・ムンイル氏は「彼女たちは北朝鮮のスタイルを示し、試合終了まで走ることを止めなかった」と選手を労い、「サッカーの未来は非常に明るい。再び世界の舞台に旗を掲げることが出来るだろう」と、リオ五輪出場権獲得にも自信を見せた。

 北朝鮮軍でプラント建設を担当するイ・ヨンチョル氏は「日本は非常に強いので、勝てるとは想像していなかったが、勇敢なパフォーマンスで多くのゴールを挙げた」とし、「軍の全員でテレビ観戦したが、誰もが何度も喝采を送っていた」と喜んだ。

 さらに、病院に勤務するキム・チャンシク氏は「日本との試合は凄く緊張したが、我々は勝利した。彼女たちが旗を掲げながら泣く姿を見て、私と妻は涙が止まらなかった」と語った。

 そして、「全てはサッカーを推進してくれた将軍様のおかげだ。きっと男子チームも決勝で勝利してくれるはずだ」と、韓国との決勝に臨む男子代表への期待も語った。

【了】

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