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エボラを危惧するクロップ監督。オーバメヤンのアフリカ選手権招集を懸念

text by 編集部 photo by Getty Images

エボラを危惧するクロップ監督。オーバメヤンのアフリカ選手権招集を懸念
ピエール=エメリク・オーバメヤンのエボラ感染を懸念【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督は、アフリカ・ネーションズカップ開催によるエボラ出血熱への感染を懸念している。17日、ドイツ紙『ビルド』が伝えた。

 現在、アフリカ地域で流行しているエボラ。それでもFIFAは今のところ、予定通り1月にモロッコで同大会を開催する方針を変えていない。そのような状態にある中でドルトムントは、ガボン代表として招集が濃厚なFWピエール=エメリク・オーバメヤンのエボラ感染を懸念しているようだ。

 クロップ監督は「どうすればFIFAのようにアフリカが安全と判断し、大会を開催できると言えるのか。100%理解できない」と苦言を呈している。また、「エボラに感染した人間が他の国に来ることはできない」と、発症した場合に戻って来られないとも話している。

 同紙によれば、ドルトムント側はすでにガボンサッカー協会にこの件についての意見を公式文書で送ったという。

 そしてクロップ監督は「オーバメヤンと話し合い、その上でよく考えたい」と、同選手と議論した上で決定する意向を示した。

 サッカー界にも広がるエボラの脅威。FIFAが今後どのような決定を下すのか注意が必要である。

【了】

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