インテル名誉会長モラッティの退任に見る“終わらないカルチョーポリ”。復権への唯一の道は代表者たちの「意思統一」

2014年10月27日(Mon)18時00分配信

text by チェーザレ・ポレンギ photo Getty Images
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インテルも例外ではなかった不正。係争は今なお継続


盗聴記録の中でベルガモ氏は、「インテルが不当な順位を修正する手助けをしたい」と答えている

 一例として、2010年に明るみに出た2004年の盗聴記録では、インテル役員のジャチント・ファッケッティ氏が審判任命委員のベルガモ氏に対し、「渡したいプレゼントがあるので会いたい」と話していた。

 同じ盗聴記録の中でベルガモ氏は、「インテルが不当な順位を修正する手助けをしたい」と答えている(http://youtu.be/tmOjdvNplMM)。

 2005年5月11日の別の盗聴ではファッケッティ氏とベルガモ氏が、ベルティーニ主審が笛を吹いた試合でのインテルの戦績について話している。同主審はこの翌日、インテルがカリアリと対戦するコッパ・イタリア準決勝を担当することになっていた。

「我々はベルティーニの試合で4度勝ち、4度負け、4度引き分けている…何てこった、5-4-4にしようじゃないか!」

 ベルガモ氏は笑いながらこう答えている。

「そうですね、ベルティーニに連絡しなければ…頭の良い奴なので、分かっているでしょう…」(http://youtu.be/RLU6eHsPmjw

 2006年の時点ではなぜか表に出なかった、上記を含む数多くの悪質な盗聴記録が発見されたが、司法レベルで歴史の流れが変わることはなかった。インテルは2011年にサッカー連盟によって有責と見なされたが、時効を過ぎており罰せられることはなかったからだ。

 だがカルチョーポリが最悪の形で処理されたことは、ユベントスによるサッカー連盟に対しての告訴へと繋がり、名誉毀損及び金銭的損害に対する総額約4億5千万ユーロ(約616億円)の賠償が請求された。

 ユベントスとFIGCによるこの係争は現在も継続しており、今後数年のうちに出される判決はイタリアサッカー界にまた新たな破壊的影響をもたらすことになるかもしれない。言い換えれば、カルチョーポリはまだ終わっていないということだ。

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