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クロップ監督、ドルトムント以外のクラブに就任の可能性があった! マインツGMが明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

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ユルゲン・クロップ監督には他クラブから就任のオファーがあったようだ【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントを率いて7年のユルゲン・クロップ監督だが、マインツから移る前に他クラブから就任のオファーがあったようだ。12日のドイツ紙『ビルド』で、マインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネージャー)が明かしている。

 同監督は2001年に現役を引退。その後、所属していたマインツの監督に就任すると、当時2部だったクラブを初の1部昇格に導くなど、その手腕を発揮していった。

 2008年に2部にいたマインツは、ケルン、ボルシアMG、ホッフェンハイムとともに昇格争いをしており、その際にクロップ監督に対し複数のクラブからオファーが来ていたという。

 当時を振り返り、ハイデルGMは「まず、レバークーゼンからのオファーがあった」と明かした。しかし、結局レバークーゼンは、ブルーノ・ラッバディア氏に決定してしまい、その話はまとまらなかった。

 さらに、バイエルン・ミュンヘンからも話があったと同GMは述べた。こちらも、ユルゲン・クリンスマン元監督の後任には、チャンピオンズリーグ(CL)で勝てる監督ということで、正式な話には至らなかったようだ。

 当然マインツもクロップ監督に続けてほしかったようで、ハイデルGMは「もし、我々が1部に昇格できれば1年の契約延長を申し出る」と、話したという。

 しかし、同GMはクロップ監督の才能を高く評価しており「昇格できなかった場合は、君は次のステップに進むべきだ」、と1部のクラブで指揮することを勧めたようだ。

 結果的に、当時不調だったドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOからの照会を受け、ドルトムントに行くことが決定した。

 その後はドルトムントを見事に再生し、現在に至る。もしマインツの監督続投、またはレバークーゼンやバイエルンの監督に就任していれば、今頃はMF香川真司やFW岡崎慎司の活躍はなかったかもしれない。

【了】

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