「若手は力不足を痛感させられた」。酒井高も脱帽の34歳司令塔。遠藤の存在価値を再認識させたホンジュラス戦

遠藤保仁は、ブラジルW杯以来の代表復帰戦となったホンジュラス戦で得点を決めるなど、その存在感を示すパフォーマンスを披露した。一度は代表キャリアの終焉も予感されたものの、アジア杯、さらには18年ロシアW杯でのリベンジまで期待は膨らむ。

2014年11月15日(Sat)10時20分配信

text by 元川悦子 photo Getty Images
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「アジア杯に向けていいアピールをしていきたい」

「若手は力不足を痛感させられた」。酒井高も脱帽の34歳司令塔。遠藤の存在価値を再認識させたホンジュラス戦
ブラジルW杯以来の代表復帰戦となった遠藤保仁【写真:Getty Images】

 2002年11月のアルゼンチン戦(埼玉)で国際Aマッチデビューを飾ってから足かけ13年。2014年ブラジルW杯が代表キャリアの集大成になると見られていた遠藤保仁(G大阪)。

 けれども、大舞台でのチームの不振でアルベルト・ザッケローニ前監督の起用法が目まぐるしく変化し、最後のコロンビア戦(クイアバ)ではまさかの出番なし。日本歴代最多の146試合出場という大記録を誇る彼も、新たな代表では世代交代の波に飲みこまれる可能性が高く、実際、9・10月の代表戦は落選していた。

 そんな34歳の大ベテランが再び日の丸をつけてピッチに立つとは、本人も予想しなかっただろう。だが、ハビエル・アギーレ新監督は11月2連戦に遠藤を再抜擢。13日にメキシコから戻って来るや否や、14日のホンジュラス戦(豊田)での先発を明言し、右インサイドハーフに起用した。

「僕はこのチームでの経験がゼロですし、次のアジア杯(オーストラリア)に向けていいアピールをしていきたい。大会に出るためにはまずメンバーに入らないといけないので」と本人も偉大な足跡をいったん横に置いて、ゼロからの勝負に挑む覚悟を口にした。

 この日は相手のチーム状態が予想外に悪かったことも追い風となり、長谷部誠(フランクフルト)がアンカー、香川真司(ドルトムント)が左インサイドハーフに入る中盤のバランスは絶妙だった。

 遠藤は新指揮官の4-3-3の戦術に縛られることなく流動的に動き、周囲と絡みながら攻撃を組み立てた。同じ右サイドに陣取る本田圭佑(ミラン)を追い越していく場面も何度か見られ、これまで以上に臨機応変なプレーが目についた。

 代表からしばらく離れ、コンディション的にも感覚的にもリフレッシュしたことが、鋭いパフォーマンスにつながっているようだった。

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