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セリエA 9年前

ミラノダービーで並び立った本田と長友。地元記者は厳しい評価「意味のない交代」「前半はやられ気味」

1-1の引き分けに終わったミラノダービー。インテルの長友佑都とミランの本田圭佑と、史上初めて日本人選手2人が並び立った一戦となったが、地元記者は厳しい評価を下した。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「引き分けという結果は妥当」

ミラノダービーで並び立った本田と長友。地元記者は厳しい評価「意味のない交代」「前半はやられ気味」
インテルはマッツァーリ監督解任後、ロベルト・マンチーニ監督が指揮【写真:Getty Images】

 インテルDF長友は先発フル出場で、同点弾の起点となった。対するミランMFの本田は、勝ち越し点が欲しい後半28分からスタート。

 ミラノの2チームに所属する日本人が初めてダービーでピッチに並んだ試合だったが、やはり現地最大の注目点は過渡期にあるチームがどのように戦うかにあった。ミランはインザーギのもとで再建中、インテルはマッツァーリ監督を解任し立て直しを図った。

 ガゼッタ・デッロ・スポルトのマッテオ・ダッラ・ビーテ記者は「引き分けという結果は妥当」と総括した。

「インテルは監督が変わり、マンチーニのカリスマのもとで自信を持ってプレイできるようになったと思う。前半立ち上がりからは彼らが押していたが、ミランはカウンターで対抗し、オビのボールロストから掴んだチャンスをうまく活かした。

 その後インテルは盛り返し、双方に惜しいシュートチャンスがあった。今後もこの2チームは、同じところを争っていくことになると思う。ただ勝ち点こそ下だが、のちにメデルが復帰し、エルナネスがコンディションを上げてくれば、インテルが上に行くと思う」

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