フットボールチャンネル

香川真司 9年前

投げ出したら、下まで落ちる―。苦況脱出へ決意を示した香川「戦って、死にものぐるいで」

text by 編集部 photo by Getty Images

「信頼を感じる喜びがある分、もどかしい」

投げ出したら、下まで落ちる―。苦況脱出へ決意を示した香川「戦って、死にものぐるいで」
ユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

――クロップ監督が今、香川選手に求めているものは?

「まあこの状況で、一人一人に求めるものは、やはり戦って、死にものぐるいで勝ち点3を取ること」

――厳しさというのはチームのことなのか、自分のことなのか?

「いや、個人的なことです。チームにはレベル高いが選手いますし、この順位にいるのは『ほんとに?』なこと。絶対クオリティーが高いチームですし、クオリティーの高い選手がいる中で結果が出ないというのが、すごくもどかしい気持ちがありますけど。まあそこはほんとに、チームとしてバラバラにならないことが一番。

 やっぱりこういうビッグな選手がいる中で、まとまる力っていうのが試されていると思うので。逆に自分が決めるっていう強い気持ちも大切ですし、そこの具合が大事だと思うんですけど」

――怪我人が戻って来て、ポジション争いが厳しくなってきている。香川選手ももっと試される?

「いや、もちろんポジション争いは厳しいですし、個人的に質の高い選手がいる中でどうやって生き残っていくか。とりあえず結果残すかは、ほんと自分次第」

――ユナイテッドの時は使ってもらえなくて苦しい思いをしたと思うが、今回は使ってもらえながら、なかなか結果が出ないという違った苦しさかと思うが?

「そうですね。今こうやって使ってもらっている中で、監督だったり選手の信頼を感じる中でやれている喜びがある分、結果が(出ないのは)すごくもどかしい。こういう環境でやれることは選手にとって貴重ですけど、この環境に甘えていたら結果は出ないでしょうし、そこで結果を残すために…」

――上に行くチャンスは?

「そうですね。はい。これからじゃないですか?」

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

関連リンク

ドイツが独自に試みる「個」へのアプローチ「ライフキネティック」理論とは何か?
フットボールサミット第13回 香川真司取扱説明書 KAGAWAの活きる道

1 2 3

KANZENからのお知らせ

scroll top