決勝点を決めたサミア・ナスリ【写真：Getty Images】
チャンピオンズリーグ（CL）のグループステージ第6節が現地時間10日に行われ、ローマはホームでマンチェスター・シティと対戦した。
両チームのスターティングメンバーは以下。
ローマ（4-3-3）
GK：モルガン・デ・サンクティス
DF：マイコン、コンスタンティノス・マノラス、マプ・ヤンガ＝エムビワ、ホセ・ホレバス
MF：ミラレム・ピャニッチ、セイドゥ・ケイタ、ラジャ・ナインゴラン
FW：アデム・リャイッチ、フランチェスコ・トッティ、ジェルビーニョ
マンチェスター・シティ（4-4-1-1）
GK：ジョー・ハート
DF：パブロ・サパレタ、マルティン・デミチェリス、エリアキム・マンガラ、ガエル・クリシ
MF：ヘスス・ナバス、フェルナンド、フェルナンジーニョ、ジェームズ・ミルナー
FW：サミア・ナスリ、エディン・ゼコ
負傷によりエースのFWセルヒオ・アグエロ、キャプテンDFヴァンサン・コンパニを欠くシティ。一方のローマはケビン・ストロートマンも負傷から復帰し、万全のメンバーで挑んだ。
試合は両チームともに素早いトランジションの切り替えから、カウンターの応酬が繰り広げられる。
開始早々の5分、トッティが右サイドでボールを持つと、左サイドをかけあがったホレバスにスルーパス。DFをかわしてシュートを放つも、GKハートがセーブする。
ローマはジェルビーニョを中心にシティの裏を積極的に狙っていく。
続く15分、ローマはカウンターからナインゴランが左サイドのリャイッチに展開。中央に切り込みミドルシュートを放つも、ここは大きく枠を外れた。
序盤はローマのチャンスが続く。再びロングカウンターからジェルビーニョが右サイドを疾走。角度の少ないところからシュートを放つも、ハートがギリギリのところでセーブした。
一方のシティは24分、サイドに流れたナスリから速いクロス。ジェコへのボールはマノラスがなんとか寄せてシュートは枠を捉えることができない。
37分、マイコンが中央へオーバーラップをしかけ、そのままミドルシュートを放つ。これはハートが危なげなくキャッチする。
その後も両チームともにショートカウンターからチャンスを作るも、そのままスコアレスドローでハーフタイムを迎える。
後半も引き続きショートカウンターの応酬となる展開。ローマは58分シティの守備陣を押し込んだ状態からピャニッチがミドルシュート。これはGKハートがなんとか弾き出す。
60分、素晴らしい個人技から先制点が生まれる。左サイドでボールを運んだナスリが、中央へ切り込みミドルシュート。ボールはポストに当たりネットに突き刺さった。
決勝トーナメント進出のためには2得点が必要になったローマは、リャイッチに替えてフアン・マヌエル・イトゥルベを投入する。一方のシティはヘスス・ナバスに替えてダビド・シルバが出場する。
ローマは70分にはキャプテンのトッティに替えてマッティア・デストロを投入。前線にフレッシュな選手を送り込む。
直後にローマに立て続けにビッグチャンスが生まれる。フリーキックからマノラスがヘディングも惜しくもポストに阻まれる。続くコーナーキックからのデストロのシュートもシルバがなんとかクリアする。
78分には両チームともに交代選手を投入する。ローマはマイコンに替えてフロレンツィ、シティはゼコに替えてヨベティッチが入る。
試合終了間際の86分、シティが試合を決定づけるゴールを決める。中央でシルバがパスを受け、一瞬時間を作るとサパレタがオーバーラップ。これにはマノラスも付ききれず冷静にシュートを流し込んだ。
この結果、シティはグループステージを2位で突破。一方のローマは3位でヨーロッパリーグの決勝トーナメントに回ることとなった。
【了】
