得点にこだわるFW久保裕也【写真：Getty Images】
ヨーロッパリーグ（EL）最終節が欧州各地で行われ、FW久保裕也の所属するヤング・ボーイズは、ホームでスパルタ・プラハと対戦して2-0で勝利している。
前節のスロバン戦では2得点、その後のリーグ、ルツェルン戦でも今季3点目を記録。U-21日本代表、アジア杯の予備登録メンバーにも選出され、波に乗っている久保は、この日も先発して82分までプレーした。
同試合の勝利により、逆転で決勝トーナメント進出を決めた久保は「クラブにとってこの勝利は大きい。もちろん選手にとっても」と、次のラウンドに進めることを喜んでいる。
好調を維持する久保はこの日も攻撃をけん引し、数多くのチャンスを作った。しかし、自身は再三の決定機を逃し続け「決められるチャンスを決められなかったことは悔しい」と、漏らしている。
そして、「1試合の中で来る何本かのチャンスを決めること。もっといいプレーをすること」と、課題を口にした。
これでスイスリーグはウインターブレイクに入る。シーズン半分を終え久保は「2ヶ月くらいはスタメンで出られて、チームも結果が出てきたからそこは満足している」と、明かした。それでも「個人的に得点って言うところは全く満足してない。昨季よりはスタメンで出る回数は増えたけど、やっぱり得点が少なすぎる」と、FWとして得点の部分では満足していないようだ。
ヤング・ボーイズとしての2014年の日程は終了したが、U-21の活動がまだ残っており「得点と重ねて行くことでしかアピール出来ないと思う」と、あくまで得点という結果にこだわる。
また、同代表のMF原川力（愛媛FC）とは同じ中学であり、ともに代表でプレーできることを楽しみにしているようだ。
FWとしてゴールにこだわる久保。気心知れた原川とのコンビによって、ヤング・ボーイズでの鬱憤を代表で晴らすことが期待される。
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