上段左からマストゥール、プスカシュ。下段左からジャーディ、ルリッチ、バング【写真：Getty Images】
新年を迎えカルチョメルカート（移籍市場）の季節がやってきた。しかしながら、新戦力は移籍のみとは限らない。下部組織から昇格を果たした選手のブレイクも、サッカーファンにとっては大きな楽しみの一つだろう。今回はセリエAにおける2015年の”新星”となりうる5名の選手を紹介する。
（1）ハキム・マストゥール（イタリア人/ミラン所属/16歳/トップ下）
イタリアとモロッコにルーツを持つフェノーメノ（怪物）候補生。類まれなるテクニックと創造性を持ち、今季トップチームに昇格した。今年は待望のリーグデビューが期待される。15歳にしてネイマールとのコラボ企画に出演するなど、まさに”規格外”の逸材だ。
（2）ジョージ・プスカシュ（ルーマニア人/インテル所属/18歳/FW）
伝説のFWフェレンツ・プスカシュと同じ姓を持つセンターフォワード。今季ユースリーグで10試合15得点と驚異的な得点力を誇る。
（3）ナビル・ジャーディ（モロッコ人/ウディネーゼ所属/18歳/右ウイング）
モロッコとベルギーの二重国籍を持つ。アンデルレヒト・ユースで頭角を現し今季ウディネーゼに加入した。しなやかなドリブルが持ち味でウイングだけでなくトップ下もこなす。
（4）カルロ・ルリッチ（クロアチア人/サンプドリア所属/18歳/センターハーフ）
力強いドリブルと強烈なシュートが武器のアタッカー。今季NKオシエクからサンプドリアに加入した。186cmという体格にも恵まれフィジカルの強さも長所の一つ。
（5）ルザヤディオ・バング（コンゴ人/フィオレンティーナ/17歳/センターハーフ）
小柄ながらも体幹の強さと敏捷性を併せ持つファンタジスタ。ユースでは10番を背負う現代的な司令塔だ。今季はユースリーグでは既に5ゴールを決めるなど得点感覚にも優れる。
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