日本代表の本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表は1日、アジアカップに向けた国内合宿4日目のトレーニングを行った。チームは明日オーストラリアに向け出発し、12日の初戦に備える。
年越しを代表合宿で迎えることになった本田圭佑は、自身の2014年を「ワールドカップ仕様で挑んだ考えと、その後もう一度、原点に戻って、どうしていこうかというふうに導き出した考えでは大きく、たった1年ですけど、変わりましたね」と振り返る。
さらにW杯でのグループリーグ敗退をはじめ、ユース年代の国際大会での低迷などネガティブな話題が多かった日本サッカー界に対し、「もう少し長いスパンで考えないと。半年ごとで考えればいい時も悪い時も波があるんでね、やはり3年、4年くらいのプロジェクトで見ていかなければいけないのかなと」と指摘。
「このアジアカップもあくまでも通過点」と長期間で取り組むプロジェクトのうちのひとつに過ぎず、この大会を新たなスタート地点として、「日本サッカー界全体がね、2015年、力を合わせて盛り上げていく、結果を残していくことが大事」と強調した。
代表でも所属クラブでも新たなレベルへの挑戦が求められる2015年に向けては「反省はしましたし、でも取り組むものが大きく変わるわけではないので、継続性というのが1つのテーマに」なると語る。
目前に迫ったオーストラリアでの戦いに向けて「どこにも負ける可能性があるわけですし、当然ながら優勝できる可能性もありますけど、ちょっとでも可能性を高めるためには、精神的にどう挑んでいくかが大事」と気を引き締めた本田。2015年は昨年よりもパワーアップした姿を見せてくれるに違いない。
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