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イラクメディア、敗れるも日本に厳しい評価「決勝まで進めない。我々のように若手入れるべき」

text by 編集部 photo by Getty Images

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若手が多いイラク代表【写真:Getty Images】

 現地16日、ブリスベンで行われたアジアカップ、日本対イラクの一戦は1-0で日本が勝利した。この試合はイラクメディアにはどう写ったのか。現地入りしたイラクのTV局「WAAR TV」のリポーター ダウォード・イサック・トマ氏に話を聞いた。

――今日の日本代表の印象は?

「日本は強い代表チームを持っています。しかし、決勝戦までは進まないと思う」

――それはなぜですか?

「日本は今日、ベストな戦いをしなかった。もしイラクがもっと効果的な交代ができれば、試合の流れを変えることができたと思う。プレーメーカーあるいは本物のストライカーさえいれば後半は違った展開になったはずだ」

――日本のプレーは期待外れだったということですか?

「日本代表はピッチ全面を使って、左から右へのサイドチェンジが好きだ。今日のプレーはややよかったが、私たちが知っているような強い日本代表ではなかった」

「日本は2011年の方(前回大会)が明らかに強かった。日本はイラク代表がどのような取り組みをしているかを理解すべきだ。(日本は)同じ選手たちで長い間戦っている。若い選手をもっと入れるべきだと思う。私たちは日本のスタイルを分かっているが、若手がいればもっと良くなるはずだ」

――イラク代表はどこまで進出できると思いますか?

「プレーメーカーやストライカーさえいれば決勝戦まで行ける。守備陣も中盤も良い選手がいるが、前線は足りない」

 敗れたものの、日本に厳しい評価を下したトマ氏。「日本はもっと強いはずだ」という期待感、そしてアンダー世代で勝利しているという自信。この2つが入り混じっているためだだろう。

 イラクは20日、決勝トーナメント進出をかけてパレスチナと対戦する。

【了】

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