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ヨルダン監督が爆笑会見「皆さんのレンズを壊さないように」

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨルダン監督が爆笑会見「皆さんのレンズを壊さないように」
数々のジョークで記者会見を盛り上げたレイ・ウィルキンス監督【写真:Getty Images】

 ヨルダン代表は19日、翌日に控えたアジアカップグループステージ第3戦、日本戦に向けた記者会見を行った。

 レイ・ウィルキンス監督は会見冒頭、「これまでこんなに写真を撮られたことはないです、ありがたいですね。私の頭からの光で皆さんのカメラのレンズを壊さないようにしないと(笑)」と切り出し、会場の爆笑を誘った。

 明日の対戦相手である日本のイラク戦を見て「とても苦しい試合だった。ピッチを後にした選手を見るとよくわかる。日本はたくさんのチャンスを作ったがゴールは1つしか奪えなかった。みんなのユニフォームを絞れたほど蒸し暑かっただろう」と分析する。

 そして、「メルボルンはブリスベンほど蒸し暑くないので、選手たちのプレーを助けるだろう。我々は日本の選手たちが明日非常に疲れていることを願うよ」と冗談交じりに明日の試合を展望した。

 監督とともに会見に出席したアハマド・エリアスは「イギリス人の監督がやってきたのはとてもいいことだ。経験もあるし、優れたメンタリティーを備えている。彼は代表選手やチェルシーのコーチとして豊富な経験を有しているし、そこから僕たち選手も様々なことを学んだ」と指揮官を称賛する。

 するとウィルキンス監督は「彼はこう言わないと明日プレーできないからね!」と再び会場の爆笑を誘った。

 しかし、試合を甘く見ているわけではない。エリアスは「僕たちは日本に勝ったことがあるし、また勝てると思う。難しい試合でもピッチ上は11人対11人なので、試合が始まったらまずは勝ちにいく。決勝トーナメントに進みたい」と2013年3月以来の日本戦勝利に向けて意気込む。

 ウィルキンス監督も「日本には多くの優れた選手を擁しているし、非常に難しい試合になるだろうと予想している」と語り、「我々は慎重に試合に入るだろうが、攻撃のチャンスがあれば仕掛けていく。我々は攻める」と勝ちにこだわって臨むことを強調した。

 グループDは3チームがグループリーグ突破の可能性を残している。日本は引き分け以上でグループ首位が確定し、決勝トーナメント進出が決まる。その場合は準々決勝でグループC2位のUAEと対戦する。

 もし明日ヨルダンに敗れ、イラクがパレスチナに勝利した場合は日本、ヨルダン、イラクが勝ち点6で並ぶことになり、得失点差しだいでは日本のグループリーグ敗退も考えられる。

 両国にとって“絶対に負けられない戦い”は日本時間18時キックオフだ。

【了】

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