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謝罪繰り返す香川「自分が外して負けたことには意味がある」

text by 編集部 photo by Getty Images

謝罪繰り返す香川「自分が外して負けたことには意味がある」
敗退が決まって天を仰ぐ香川真司【写真:Getty Images】

【日本 1-1(PK4-5) UAE アジア杯準々決勝】

 AFCアジアカップの準々決勝、日本対UAEの試合が23日に行われ、日本代表はPK戦の末に敗戦。目標としていた連覇は達成できず、ベスト8で敗退となった。

 この試合、サドンデスに突入したPK戦で日本の6人目としてペナルティスポットに立った香川真司。勝利への巨大なプレッシャーを背負った背番号10はそれを外してしまい、日本のアジアカップ連覇の夢はついえた。

 試合後、取材に応じた香川は暗いトーンで「申し訳ない」と謝罪の言葉を繰り返し、「チャンスもあったので、しっかり決めきれば逆転できる自信もありましたし、1点だけじゃ勝てなかったんで、やっぱり決めないといけないですし、チャンスを逃し続けた」と後悔の念を口にした。

 さらに自身のプレーにも言及し、「決める自信はありましたし、ただ、決められなかったのは自分の実力なんで、もうそれはしょうがないというか…決めなかったっていう事実だけなんで、それは受け止めてやるしかない」と敗戦の責任を感じていることをうかがわせた。

 6月には2018年ロシアW杯に向けた予選もスタートする。所属クラブでも不調が続き、代表では自身のPK失敗でアジアカップ敗退が決まってしまったが、香川は今後に向けて次のように語った。

「自分が外して負けた意味をしっかりと整理してやっていきたいですし、必ず最後に自分が外して負けたのは意味があることですし、何かしら自分がまだまだ足りない、精神力なものかもしれないですし、それはしっかりと突き詰めてやっていきたい」

 落胆の表情を隠すことなく、いまの気持ちを素直に語り、謝罪も口にした香川。しかし、この敗戦を糧に前へ進む準備はできている。代表の10番として、“日本の香川真司”が復活する日は近い。

【了】

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