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新しい時代の始まり。ドルトムントと立場が入れ替わったヴォルフスブルク「王者クラスに辿り着く」

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「期待は高まって来ている。その上著しい」

新しい時代の始まり。ドルトムントと立場が入れ替わったヴォルフスブルク「王者クラスに辿り着く」
ヴォルフスブルクのゼネラル・マネージャーであるクラウス・アロフス氏【写真:Getty Images】

 このように王者にも認められるほどの実力を着々と身に付け、メディアを通して人々にインパクトを残し、大型補強も慣行するヴォルフスブルクは、どこへ向かおうとしているのか。

 5日付のキッカー紙では、ヴォルフスブルクのゼネラル・マネージャーであるクラウス・アロフス氏が今後の展望について語っている。

 アロフス氏「現在我々は、チャンピオンズリーグに向かって進軍しなければならない。今シーズンで我々はチームとともに王者のクラスに辿り着くつもりだ」

 アロフス氏によれば、チャンピオンズリーグ=王者のクラスは義務であり、「次の1、2年、我々はその中(チャンピオンズリーグ)に居合わせなければならない」とのことである。そこはテレビ放映権や国外企業によるスポンサーシップなど、新たなビジネスの場でもある。

 キッカー紙はヴォルフスブルクについて「期待は高まって来ている。その上著しい」と記した。そしてその勢いは一過性のものでもなさそうだ。

 バイエルン戦の直後のフランクフルト戦は1-1のドローに終わったが、キッカー紙は「アロフスは彼のチームについて明らかに心配する必要はない。1度フランクフフルトとただ引き分けに終わったとしても」と見ている。

 このままチャンピオンズリーグの出場権を獲得すれば、それはヴォルフスブルクにとっても、そしてまたブンデスリーガにとっても、新しい時代の始まりと言えそうだ。

【了】

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